株式会社 徳井金型製作所

金型は数年先の量産を見越して発注されることが少なくありません。今自分たちが造っている金型から、数年先のヒット商品が生まれることもあります。また、立ち寄った雑貨店で、家電量販店で、カーディーラーで、自分たちが作った金型から生まれた製品を見かけることもあります。

小さい会社の小さい工場から、日本だけでなく世界中で愛される製品が生まれる。この喜びは、金型メーカーならではの醍醐味かもしれません。

ただし、その楽しさを味わうには、根気強さや粘り強さが欠かせません。より良いものを目指す向上心も必要です。しかし、簡単でないからこそ、挑戦する価値があるのではないでしょうか。ものづくりに興味があり、試行錯誤を楽しめる人であればきっと満足できる仕事だと思います。一緒にものづくりができる日を楽しみにしています。

マシニングやフライス加工を中心に担当しています。入社のきっかけは、ここで働いている知人の紹介です。みんな真面目で、良い雰囲気で仕事をしていると聞いていたのですが、実際入ってみるとそのとおりでした。

立ちっぱなし作業で、作業中は鉄や油も飛ぶので疲れるし汚れたりもします。しかし、100分の1ミリ、1,000分の1ミリという細かな作業がきちんとできたときや、自分たちが作った金型から生まれた製品が店に並んでいるのを見たときは感動します。これからも仕事の幅を広げ、ものづくりの道を進んでいこうと思います。

工場長として、全工程の監督と最終の仕上げ工程を担当しています。納品する金型に責任を負うプレッシャーはありますが、金属の塊が徐々に金型としてできあがっていく様子を見ているとやりがいを感じます。あとは、自分たちが作った金型からできた商品を店頭で見つけると、息子に「これお父ちゃんが作ったんやで」と自慢できるのも楽しいですね。これはものづくりの仕事ならではの喜びだと思います。

これからの目標は、より会社を成長させて、より良い金型を多く作ること。未経験者の方でも、基本的なことから教えていきます。ものづくりに興味がある方はぜひ来てていただければうれしいです。

金型設計を担当しています。大学を出てから設計一筋でやってきました。いくつかの金型メーカーを経て、10年位前からここで仕事をしています。ひとりで設計を担当しているので、注文が集中すると慌ただしくなるのですが、その忙しさが同時にやりがいでもありますね。中には設計しがいのあるイレギュラーなものもあって、難しい中にも楽しさを感じます。

徳井金型製作所は歴史も長く、堅実にものづくりを行っている会社です。技術力も高く、さまざまな勉強ができる会社ではないでしょうか。私自身、非常に多くのものを学ばせていただいたと感じています。